エッジAIとは?クラウドAIとの違いをご紹介!

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IoTの進展やプライバシー意識の高まり、産業のデジタル化など、さまざまな社会的ニーズに応える技術として注目されているのがエッジAIです。

本記事では、エッジAIの概要やクラウドAIとの比較などをご紹介します。

目次

  1. エッジAIとは?
  2. エッジAIの強み/弱みや、クラウドAIとの比較

エッジAIとは?

エッジAIとは、データを生成するデバイス(端末)の近く、またはそのデバイス上でAIを使ってデータを処理する技術のことです。

データを生成する場所で直接処理を行うことができるため、迅速なデータ処理やプライバシーへの配慮を実現する技術です。

エッジAIの強み/弱みや、クラウドAIとの比較

現在の主流は、デバイス側で取得した大量のデータをクラウド側に全てあげ、クラウド側で処理をする「クラウドAI」ですが、クラウドに送るデータが非常に大きくなってしまうことから、クラウドへの転送遅延や通信コストの増大などのデメリットも発生しています。

一方、エッジAIではデバイス側でAI処理を行うことで、必要なデータのみをクラウドに送付すればよいため、通信コストの節約に加え、スピーディーな処理も実現します。

また、エッジ側で処理したデータをクラウドに送付するため、プライバシーへの配慮やセキュリティ性向上にもつながります。

aitrios_img01.png例えば、店舗内にいる人数を把握したい際に、クラウドAIでは人の顔のデータも含めたすべての画像データをクラウド側にあげる必要がありますが、エッジAIの場合にはエッジ側で必要な処理を行うことで、「人数データ」のみをクラウドにあげることが可能になります。

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一方でエッジAIの弱みとしては、デバイス側に搭載できるAIの処理機能には限界がある点です。

そのため、複雑な処理を行いたい場合や、大量のデータ処理を行いたい場合には、クラウドAIのほうが優れています。

また、エッジAIで簡単な処理を行ったうえで、複雑な処理はクラウドAIにお任せするエッジとクラウドを併用した使い方も普及しています。


レスターは、ソニーが手掛けているエッジAIセンシングソリューション「AITRIOS」のソリューションパートナーです。

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※AITRIOS、およびそのロゴは、ソニーグループ(株)またはその関連会社の登録商標または商標です。

次回はエッジAIの事例についてご紹介します。お楽しみに!